当社の生産工場は、各地域のニーズに合った生産工程を備えています。
ファインツールの本社であるリースの生産工場では、自動車業界の精密部品の製造を専門としています。これはファインブランキング・フォーミングに、熱処理のほか、両面研磨装置やプロファイル研削盤などの特殊な研磨技術を組み合わせたものです。
イエナ(ドイツ)では、主に自動車のドライブトレイン部品を生産しています。オートマチックおよびデュアルクラッチ変速装置が、高度に特殊化された生産ラインで製造されています。ほかの専門分野には、プラネタリギアキャリア、円錐リング、シンクロナイザーリングなどがあります。エットリンゲン(ドイツ)のファインツールは、チェーンリンクへのファインブランキングプロセスの応用を専門としており、銅合金やステンレス鋼といった難加工材料の加工能力を誇りに思っています。エルスニッツ(ドイツ)には、2015年にスタートしたファインツールの一番新しい製造工場があり、スプロケットの製造を専門にしています。
オーベルハウゼンにある、当社のフォーミングの工場は、小型軽量化されたクラッチ、ハイブリッドあるいはオートマチックトランスミッションなどに求められる複雑な冷間フォーミング部品に最適な施設です。オールドルフ(ドイツ)にあるファインツールは、最新のデュアルクラッチ部品や補機に使われるベルトプーリなどの生産を専門としています。
ファインツール・シンシナティ(USA)は、シートアジャスター用部品の製造を中心とする一方で、テネシー(USA)の工場は、主にドライブトレイン用の部品を製造しています。
大倉市(中国)では、シートアジャスター用部品およびトランスミッション用部品を専門にしているほか、アメリカ、日本、ヨーロッパのお客様の中国現地生産化プロジェクトに関しても協力して事業を推し進めています。
厚木および常滑(日本)の工場は、6SおよびTPM活動による予防保全の模範工場です。また、複雑なシートアジャスターの設計および製造については完成度の高い工程と高度なエンジニアリング能力を保有しています。